理解の一助:UiPath開発のコツ

UiPath(VB .NET Framework)開発で詰まった際に使える、ちょっとしたコツをまとめています。

理解の一助|【DataTable】結合アクティビティで処理を高速に_Inner Join編

<実現できること>

2つのDataTableの行を、指定されたルールに従って結合します。

ループを回しての結合と比べると、「開発工数」や「処理時間」が改善されます。

 

<実現例>

下記、『受注データ(dt_1)』と『商品マスタ(dt_2)』の2つのDataTableがあるとします。

『受注データ(dt_1)』に、「商品コード」に適した「商品名」を持たせた、dt_3を作成します。

 

◆受注データ(dt_1)の中身

受注コード 商品コード 数量
Z10001 A010 100
Z10002 A020 150
Z10003 B010 300

 

◆商品マスタ(dt_2)の中身

商品コード 商品名
A010 りんご(大)
A020 りんご(中)
B010 みかん(大)
B020 みかん(中)

 

◆結果データ(dt_3)の中身

受注コード 商品コード 数量 商品コード_1 商品名
Z10001 A010 100 A010 りんご(大)
Z10002 A020 150 A020 りんご(中)
Z10003 B010 300 B010 みかん(大)

 

<実装イメージ>

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※結合ウィザードの設定

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◆説明 & コツ

 ・結合型に「Inner」を指定すると、「列テーブル1」と「列テーブル2」に記載した条件に合致したデータ行を結合します。

 ※上記例の場合、dt_1とdt_2の”商品コード”が一致した行を紐づけています。