理解の一助:UiPath開発のコツ

UiPath(VB .NET Framework)開発で詰まった際に使える、ちょっとしたコツをまとめています。

理解の一助|【RPA全般】2_RPAの現在と未来

<RPAには3段階存在する>

RPAツールで作成されたロボットには、できることに応じて3段階存在します。

 

 第1段階:定型業務のみ対応  (RPAのみ)

 第2段階:非定型業務の一部対応(RPA + AIの一部)

 第3段階:非定型業務を完全対応(RPA + AI)

 

<第1段階:定型業務のみ対応(RPAのみ)>

 第1段階は、定型業務(該当業務のマニュアルを読めば誰でもできる業務)のみRPA化している状態です。

 ロボットは、判断が必要な処理に関して、実装された通りにしか処理を行いません。

 現時点の大半のRPAはこの第1段階に属しています。

 

 例) 問い合わせ業務

 お客様からの問合せ内容を管理システムに登録し、保守担当者に連絡します。

 

<第2段階:非定型業務の一部対応(RPA + AIの一部)>

 第2段階は、非定型業務(マニュアルを読むだけでは行えない業務)の一部をRPA化している状態です。

 判断が必要な処理に関して、AIがサポートを行いますが、決断は人が行います。

 

 例) 問い合わせ業務

 お客様からの問合せ内容を管理システムに登録し、過去データと照らし合わせ、最適と思われる回答をいつくかに絞り込み、保守担当者に提案します。

 

<第3段階:非定型業務を完全対応(RPA + AI)>

 第3段階は、非定型業務(マニュアルを読むだけでは行えない業務)を完全にRPA化している状態です。

 RPAの最終形態であり、人はその業務に関与することなく処理が完了します。

 

 例) 問い合わせ業務

 お客様からの問合せ内容を管理システムに登録し、ロボットがお客様に回答します。

 

※本記事の内容は、執筆・更新時点の情報を基に、著者の考えで記載しています。