理解の一助:UiPath開発のコツ

UiPath(VB .NET Framework)開発で詰まった際に使える、ちょっとしたコツをまとめています。

理解の一助|【DataTable】Selectメソッドで任意のデータを抽出する(特定のセルの値を取得する)

<基本フォーマット①:カラムを列番号で指定>

 str_1 = dt_1.Rows(int_1).item(int_2).ToString

 ※Assign(代入)アクティビティで実施 

 

◆変数

変数名 備考
dt_1 DataTable 全データを格納しているDataTable
str_1 String 抽出結果を格納する文字列型の変数
int_1 Integer

抽出対象の行番号を指定

int_2 Integer

抽出対象のカラム番号を指定

 

<基本フォーマット②:カラムを列名で指定>

 str_1 = dt_1.Rows(int_1).item("●●●").ToString

 ※Assign(代入)アクティビティで実施 

 

◆変数

変数名 備考
dt_1 DataTable 全データを格納しているDataTable
str_1 String 抽出結果を格納する文字列型の変数
int_1 Integer

抽出対象の行番号を指定

 

◆記号

記号 役割 説明
●●● カラム名 DataTableの抽出対象のカラム名

 

◆説明 & コツ

 ・DataTableの特定セルの抽出が可能です

  ※『DataTable.Select(条件)』の抽出結果は、DataRow[ ]型となるので、

             上記基本フォーマットでは、「ToString」を使用し、String型として抽出結果

             を返しています。

 

 ・DataTableの行番号・列番号のカウントは、「0」始まりです。

 

 ・基本事項は、下記をご参照下さい。 

 

抽出結果が1件もない場合は、エラーとなるのでご注意下さい。

rikaix.hatenablog.com

 

<サンプル①:カラムを列名で指定>

 int_1 = 1 ←行番号を指定

 int_2 = 0 ←列番号を指定

 str_1 = dt_1.Rows(int_1).Item(int_2).ToString

  ※Assign(代入)アクティビティで実施

 

◆全データ(dt_1の中身)

商品コード 商品名 単価
10 りんご(大) 400
20 りんご(中) 300
30 みかん(大) 300
40 みかん(中) 200

 

◆抽出結果(str_1の中身)

 20

 

<サンプル②:カラムを列番号で指定>

 int_1 = 1 ←行番号を指定

 str_1 = dt_1.Rows(int_1).Item("商品コード").ToString

  ※Assign(代入)アクティビティで実施

 

◆全データ(dt_1の中身)

商品コード 商品名 単価
10 りんご(大) 400
20 りんご(中) 300
30 みかん(大) 300
40 みかん(中) 200

 

◆抽出結果(str_1の中身)

 20