理解の一助|【RPA全般】1_RPAとは
<RPAとは>
私が「RPAって何ですか?」と訊かれた際、
RPAとは、
「ホワイトカラーの業務改革の1手段」
と説明しています。
ホワイトカラーの業務改革には、既に次のような手段が一般的となっています。
・正社員、派遣社員を雇う
・自社システムを構築し、利用する
・SaaS(ITベンダーが提供するサービスを利用する)
・テレワーク etc…
そして近年、ホワイトカラーの業務改革として急速に社会的地位を築いているのが、RPAです。
<RPAの対象業務>
該当業務のマニュアルを読めば誰でもできる業務は、RPA化の対象となり得ます。
<RPAの特徴>
RPAには、従来の業務改革手段には無い特徴があります。
①コストパフォーマンス
②収益・企業価値の向上
③業務品質の向上
①コストパフォーマンス
①ー1:コスト面
・人のコスト面は、地域・必要スキル等により大きく左右されますので、貴社の状況を踏まえてご検討下さい。
・RPAのコスト面は、採用するRPAツールやライセンス数、サーバ構成等により大きく左右されますので、貴社の状況を踏まえてご検討下さい。
⇒RPAツールで作成したロボットを最大限利用すれば、人のコストよりも、RPAのコストは安くなると思われます。
①ー2:パフォーマンス面
RPAは技術上、24時間365日稼働が可能であり、「人1人」と「ロボット1台」を
比較すると、ロボットは人の4.5倍稼働させることが可能です。
⇒RPAツールで作成したロボットをフル稼働すると、人の4.5倍の働きをします。
比較 |
月 | 年間 |
人 |
160時間 (=8時間 × 20営業日) |
1920時間 (=160時間×12か月) |
RPA |
720時間 (=24時間×30日) |
8640時間 (=720時間×12か月) |
②収益・企業価値の向上
RPAツールで作成したロボットが、ルーチンワーク(単純作業) を行うので、
人は収益性(付加価値)の高い業務に専念できます。また付加価値の高い業務に専念することにより、企業の強みが更に強化され、企業価値の向上が期待できます。
③業務品質の向上
RPAは設計された通りの動きしか行いませんので、ヒューマンエラーを撲滅できます。また、ログを任意に出力させることができますので、動作の証跡を残すことができ、業務オペレーションの品質向上が期待できます。
※本記事の内容は、執筆・更新時点の情報を基に、著者の考えで記載しています。