理解の一助:UiPath開発のコツ

UiPath(VB .NET Framework)開発で詰まった際に使える、ちょっとしたコツをまとめています。

理解の一助|【DataTable】データから一意のマスタを作成する

<基本フォーマット>

 ①:dv_1 = dt_1.DefaultView

 ②:dt_2 = dv_1.ToTable("●●●",▲▲▲,"■■■",…)

 ※Assign(代入)アクティビティで実施 

 

◆変数

変数名 備考
dt_1 DataTable 全データを格納しているDataTable
dt_2 DataTable 抽出結果を格納するDataTable
dv_1 DataView 一意のマスタ作成用のDataView

 

◆記号

記号 役割 説明
●●● 第1引数 新しいテーブル名。何でもOK。
▲▲▲ 第2引数

重複を削除するか否か指定する

 ・true ⇒ 重複を削除する。

 ・false ⇒ 重複を削除しない。

■■■ 第3引数以降 新しいテーブルに含まれる列名

 

◆説明 & コツ

 ・まず、対象のDataTableをDataViewに変換します。(基本フォーマット①)

 

 ・続いて、DataViewで必要な列を指定します。(基本フォーマット②)

  ※ToTableメソッドの第2引数は、「true」にして下さい。

 

 ・ToTableメソッドの第3引数以降には、[ ]を付けないで下さい。

 

<サンプル>

 ・dv_1 = dt_1.DefaultView

 ・dt_2 = dv_1.ToTable("マスタ",true,"商品区分1","商品区分2")

  ※Assign(代入)アクティビティで実施

 

◆全データ(dt_1の中身)

商品コード 商品区分1 商品区分2
10 A 1
20 A 1
30 A 2
40 B 3
50 B 4
60 B 4

 

◆抽出結果(dt_2の中身)

商品区分1 商品区分
A 1
A 2
B 3
B 4